つきだて家

虹介へ

この話を読んでいる虹介は何歳になっているのかな。

ひらがなはもうマスターしたかな？
漢字も少しずつ読めるようになってきたかな？
はたまた、もう大学生くらいになってたりして？
何度も何度も、繰り返し読んでくれてたりするのかな。

いずれにしても、大きくなった姿を想像しながら書いています。
この時にはまだ0歳4ヶ月の、パタパタ楽しそうにしている小さな虹介の横でね。

名字は変わることがあるけれど、名前は一生ずっと一緒に生きていくもの。
そして生まれてきて初めての、一番最初のプレゼントになるものだから、パパもママもとても悩みました。

そして色々考えた末『虹介(こうすけ)』という名前に決めました。

『虹』に込めた願い

雨上がり、ふと空を見上げるとそこに稀に現れる虹。
この話が読めるようになっている頃には、もう何度も虹を見たことがあるのかな🌈

「こうすけの【こう】は【虹】って書くんだよ。」って話をして、それからというもの虹が出るたびに「虹介の虹だぁ～！」って言って盛り上がってる姿も想像しちゃう2022年の父であります🧔‍♂️

なかなか見れないし、見ようと思って見れるものでもないから、たまに見れた時にはとっても嬉しい気持ちになるよね。

虹って、幸運・希望の象徴といわれているんだよ。

これから先、悲しいことや辛いことがたくさんあると思います。
もしかしたら、辛いことの真っただ中だったりもするのかな。
(ちなみに虹介が4ヶ月の頃は、1～2時間に1回のペースで泣きわめいて、その度に抱っこしたりおっぱいを飲ませたりしていたんだよ👶)

でも、やまない雨はない。
そして、雨が降るから虹が出る。

それと同じように、辛いことがずっと続く訳じゃない。
そして辛い経験が成長のきっかけだったって、後から気づくことも多いんだよ。

虹が見れて嬉しい気持ちになるのは、雨だった時を知っているからなのかもしれないね☔🌈

だから、どんな時も明るい希望を持って生きてほしい。
雨の後には虹が架かること信じて、乗り越えていってほしい。
そして虹みたいに、周りの人も幸せにできる人になってほしい。

そんな願いを込めて【虹】という字を選んだんだよ。
もう既に、虹介が生まれてきてくれて父も母も、親族みんなも幸せな気持ちにしてくれているけどね🍀

そして虹の特徴のもう一つ。

それはカラフルで、たくさんの色からなっているということ。

自分のいろ～んな色、可能性を信じて生きてほしい。
そして色んな色を受け入れられる、広い心を持った人になってほしい。

そんな願いも込めてつけたんだよ。

『介』に込めた願い

『介』はパパとお揃いです。
ここはママのこだわりなんだよ😏

いつかパパとママが、お互いの名前に込められた願いについて話しをした時、ママが陽介って名前をとっても素敵だと思ってくれて、それで虹介にもつけたいっていうことになったんだ。

陽介の『介』は『たすける』という意味。
困っている人がいたら手を差し伸べられる人になって欲しい、という願いが込められているよ。

最初は自分と同じ字を息子につけるのは何だか恥ずかしかったんだけど、やっぱり同じ字だと嬉しいもんだよ。
本当に素敵な字だとも思う。

大事にしてね

名前は一生ついて回る。
そうやって考えると子どもの名前を決めるって意外とプレッシャーで、実はママに「おチビの名前、どうするよ～」って何度も言われていたんだ(笑)

でも、名前を決めるところから今の子育て奮闘に関しても、とっても貴重な経験をさせて貰ってるなあって思うよ。
虹介のおかげだよ。
生まれてきてくれて、本当にありがとう。

今のパパ、子育ての経験を経て少しは頼もしくなっているのかな？(笑)

一生懸命考えた『虹介』って名前、気に入ってくれて、大事にしてくれると嬉しいな。

あっ、0歳4か月の虹介がまた泣き始めた😏

今ここで泣いている虹介が、時間を超えてこの話を読んでいることを考えるとなんだか不思議な気分だなあ。
一度、時間を超えた手紙を出してみたかったから、父の願いが叶いました🌟

それじゃ、この話を読んでいる虹介が幸せなことを願って、2022年の父からの話を終わります。

記事担当：2022年11月の父