【#41】創価大学駅伝部の心配ごと①

こんにちは、陽介です。

出雲、そして全日本の初出場と波に乗っている創価大学。
そしていよいよ箱根駅伝に向かおうという状況のなか、ちょっと不安を煽るような本日のタイトルです。

先にいっておきますが、今回の内容はあくまで個人の見識であります。
個人的に思っているだけのことでありますので、そのあたりどうか悪しからず。

榎木マジックの、その後。

さて、創価大駅伝部の不安とは何なのか。
単刀直入に結論からいうと、榎木監督の後の問題です。

ここ数年での創価大学の大躍進。
様々な要素・タイミングが噛み合ってのことだというのは大前提ですが、一番の要因は間違いなく榎木監督の就任・指導にあると思います。

それまでくすぶっていた創価大学駅伝部をV字回復させ、強豪校とも肩を並べるほどになった。
否、強豪校をも抑えて堂々と三大駅伝のトップを走るくらいのレベルになりました。

練習内容、ガーミンの導入、体調・食事管理、意識改革…
もちろん僕らの時と現在とでは指導方針も変化しているでしょうが、榎木監督が就任する前と後を知る世代から見ても、今の大躍進は榎木監督の手腕による影響が大きい。

それはそれでいいのですが、榎木監督だって永久に創価大の指導に携わるはずがなく、いつかは退任する時がくるわけで。

あくまで外部からの意見ですが、その『いつか』『今』来たとしたら、今までの勢いは廃れてしまうのではないかと、また以前のような状態にズルズル戻ってしまうのではないかと。

それだけ創価大学駅伝部は、まだ榎木監督の属人的な影響力・指導に依存している部分が大きいのではないかと思っている築舘であります。

学生スポーツ特有の新陳代謝

学生スポーツにおけるチーム運営の難しさのひとつ。
それは学生の入れ替わり・新陳代謝が早いということ。

高校では3年間、大学では4年間。
毎年必ず上級生が抜け、新たに新入生が入学してくる。強制的な新陳代謝です。

嶋津みたいな例外はありますが、エースに残ってもらいたくてもそれは基本無理な話で、せっかく力がついてきたと思ったらもう卒業、なんてこともザラなわけです。

そんな選手入れ替わりのが早い学生スポーツで、それでもなお強豪校として君臨し続けること。
並大抵のことではないことは容易に想像がつきます。

じゃあ、強豪校として君臨し続けられている学校の共通点は何なのか?
どうすれば強豪校で居続けられるのか?

築舘なりにポイントを3つ考えてみました。

◆指導者

◆環境、仕組み

◆ネームバリュー
(大学ブランド)

榎木監督がいるうちに、榎木監督に依存しない体制を築いていく。
それが、創価大学が末永く強豪校として居続けるための必須事項だと思います。

あ、あの…大事なことなので何度も言います。
あくまで、外部のオッサンの考えです。

名将監督の存在

次から次へと、ロケット鉛筆のように選手が入れ替わっていく学生スポーツ。

そんな入れ替わりが激しい中でも変わらない要素、それが指導者です。
(実際は変わらないわけではないですが、学生の新陳代謝と対照的にしたいのでここでは敢えて変わらない存在とします。)

指導者。行く先をし示し、
チームの中枢機関であり、3つのポイントの中でも最重要項目だと考えています。

駒澤大学の大八木監督しかり、青山学院大学の原監督しかり。
新陳代謝の激しい学生スポーツにおいて、常に軸・柱となる『名将監督』の存在は、強豪校で居続ける条件のひとつ。

指導者が変わらない要素であるからこそ、そのチームは良くも悪くも指導者のカラーが定着し、そして良くも悪くも一定のパフォーマンスに落ち着く。

我らが榎木監督も、大学駅伝界の『名将監督』と呼ぶにふさわしいでしょう。

(日々の指導、並々ならぬ努力と試行錯誤に敬意を表した上で↓)
だから今の創価大学は、榎木監督が監督でいてくれているうちは、恐らく今くらいの成績は維持し続けられるのではないかと思います。

チームの風土と指導者の相性

ただ、名将がどこへ行っても名将かといったら必ずしもそういう訳ではなく、多少なりともチーム特有の風土と指導方針の相性はあるのではないかと思います。

大八木監督が青学の監督になったら何かちょっと合わなさそうだし、原監督が駒澤の監督になったらそれもそれで何か違う、的な感じです。
まあ原監督は、どんなチームでも上手いことやりそうな気もしますが。

実際に榎木監督だって、創価大駅伝部の前は男・女実業団チームの指導に携わっており、ニューイヤー駅伝入賞等の成績を上げています。
ただ、やっぱり個人的には大学駅伝の指導が一番合っているような気がします。

加えて榎木監督のキャラや指導方針と、創価大駅伝部の風土がマッチした。
そして大躍進へと繋がった。

創価大ファンからしても、恐らく大学側としても、名将榎木監督にずっといて貰いたいところです。

ただ、ひとつ懸念点があります。

それは榎木監督が創価大出身の選手でないこと。
名将監督は大抵、その大学の出身者であることが多いです。
だからその大学の指導に携わり続ける。

しかし、榎木監督は中央大学出身の選手です。
母校の指導に携わりたい気持ちだってきっとあるはず。

強豪校で居続ける重要な要素のひとつが指導者であるからこそ、榎木さんが他のチームに行ってしまわないか、築舘はちょっと心配なのであります。

そしてだからこそ、後の2つのポイントを意識していく必要があると思っているのです。

今日はここまで

本当は全部この一話で書ききるつもりでしたが、ついつい熱くなってしまいました。
今日はこの辺で、続きは次回にしたいと思います。

 

尊敬する榎木監督のネクストステージも見てみたい気もしますし、今後どうな状況になろうが I’m母校のファン フォエバーなので創価大駅伝部を応援し続けるのは変わりないのですが、まあちょっとだけそんなこと考えている築舘です。

 

あっ!あと業務連絡です。

ホームページの各ページの下の部分に、箱根の1週間分の天気が表示されるように設定しました。

箱根とはいっても、山頂(芦之湯)近くの非常に局所的かつ誰得的な情報ですが、細部にこそ神が宿るということで(どういうことで)。

毎日欠かさずチェックするようにお願いします。

では!

今日もつきだて家に遊びに来てくださり、ありがとうございました。

記事担当:陽介

次回の記事
【#43】創価大学駅伝部の心配ごと②
陽介

View Comments

  • おはようございます😃
    毎日楽しいお話、ありがとうございます♪
    今回の箱根駅伝を観戦するなら、どの場所がオススメか、また、どんな応援の仕方が選手は嬉しいのか?何時頃から並ぶことが予想されるか?みたいな記事をお願いしたいです。
    これからも創価大駅伝ファンとして、築舘家のホームページも楽しみにしています❣️

    • まつやっこさん
      コメントありがとうございます!
      箱根駅伝の応援準備特集ですね、お任せ下さいな😊

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