【#7】箱根予選会の応援に行ってきました

先日10月15日。
箱根駅伝予選会の応援のため、立川昭和記念公園に行ってきました。
(箱根駅伝予選会の詳細に関しては公式サイトをご覧ください。)

立川駐屯地、そして平和記念公園。
僕の大学競技生活の想いがたくさん詰まった場所です。

大学在学中の4年間のチーム成績といえば、

予選突破2予選敗退2
勝って負けて負けて勝った

4回いずれもメンバーに選んでいただき、実際に出走した身として天国も地獄も味わいました。とても貴重な経験でした。

そんな想いの詰まった予選会。
もちろん母校はシード権獲得により、無条件で予選会をパスしており、ここにその姿はありません。

今回は、地元出身の後輩が日体大の代表選手として走るとのことを聞きつけ、応援に来た次第であります。

ちなみに長野県富士見町出身、本郷小学校富士見中学校佐久長聖高校というルートで大学駅伝に挑んだのは、東海大学出身・現在コニカミノルタで競技を続けている名取燎太選手も同じです。

ここ数年間、富士見町の箱根出走者の排出が続いているのは単なる偶然ではなく、今振り返った見ればあの当時、外的要因・内的要因ともに最高の環境が整っていました。
それはまたの機会に振り返っていけたらと思います。

クライマックス突入地点!砂川口

予選会当日の朝、出走する後輩のお母さん(Mさん)と昭和記念公園砂川口にて合流。
ちなみに砂川口は図の上部のところです。

砂川口は、市街地から昭和記念公園に突入する入り口。
いよいよレースも残り5キロあまり。決勝のクライマックスに入っていくポイントです。

《箱根駅伝予選会コースマップ》

Mさんには幼いころからたくさん迷惑をかけ、可愛がって貰ってきた(?)恩師のひとりでもあります。

箱根にも予選会にも何度も応援に来てくれていたMさんと一緒に箱根を応援している、それがなんとも不思議な気分でありました。
(最近は娘が反抗期で大変だそうです。が、何だか嬉しそうでもありました笑)

なぜ砂川口か?
それは比較的応援がしやすいこと、さらには築舘の大学時代の霊魂がそこに宿っているといっても過言ではないくらい、自分の中で一番の激熱スポットだったからです。

『母校が出ない予選会は気楽でいいや』
なんて、のんきに売店で買ったフランクフルトを頬張っていたのですが、実際に選手の息遣い・走る姿を見た瞬間、過去の想いが一気に蘇ってきました。

加えて過去の激戦地に母校の姿はなく、もっと高いステージで、もっと高みを目指すチームになっている。
そんな状況に、振るわない時期が続いた歴史も全部あれでよかったのだと肯定して貰えた気がして、涙が止まらなくなりました。

次章からは、山あり谷ありだった4年間と、当時の想いを今更ながら振り返ります。
今回予選会の応援に行ったことで過去の記憶がよみがえり、箱根予選会が自分の人生のかけがえのない1ページだと、書き残しておきたいと思ったからです。

それでは創価大学がシード権を獲得する前の時代、2016年までさかのぼりましょう🚀

1年生コンビでチームに貢献!《2016年》

2016年。
創価大駅伝部のレジェンド、セルナルド裕慈さんがキャプテンとしてチームを引っ張っていた時代です。

チームの成績は第3位で予選会を突破。
当時の成績は以下の通りです(創価大学陸上部HPより引用)。

懐かしい名前がたくさんありますね。
皆さん元気かなぁ。

当時の予選会は、ムイルはもちろん、同級生の吉留(よしどめ)と1年生コンビで好走し、予選会突破に大きく貢献できたレースでした。

《当時、夏合宿で先輩方を差し置き、グイグイ力を付けていた吉留&築舘コンビ》

予選会は初めてということで、基本的には先輩たちが形成する集団走に100%のっかる形でレースを進める作戦、それ加えて自分たちの状態に合わせて柔軟にレースを組み立てて良いという指示も出ており、非常にやりやすい立場でした。

スタートしてから10キロを過ぎたあたり、吉留がちょっとキツそうな素振りをみせます。
吉留はポーカーフェイスでキツい表情を表に出さない性格ですが、夏合宿で一緒に何100・何1000キロと並走してきた仲。その相棒の小さな変化に気付かないはずがありません。

集団走の先輩たちに「ちょっとペースを落とします。」と伝え、2人でペースを刻むことにしました。
まだまだ中盤。無理して足が完全に止まるより、一度気持ちを落ち着けるべくペースを落とし、力を蓄え後半巻き返す準備をしよう、という自分たちの判断です。

ベストからベターに切り替えた、戦略的ネガティブプランです。

そのまま2人でズルズル…ということも考えられましたが、あの時の築舘は完全にゾーンに入っており、いざとなったら吉留を置いて(笑)独りでペースを上げて先輩たちに追いつけばいい、という自信と余裕もありました。

ペースを落として力を蓄えているうちに、少しづつ余裕が出てきます。
それに加えてカンカン照りの暑さの中、前半に体力を使い果たした選手がぽろぽろと落ちてくる。

そんなレース展開に、吉留も少しづつ元気になってきたようです。
後ろを走る吉留のシューズが、僕のシューズにカツカツと当たるようになってきました。

一緒に夏合宿を切磋琢磨してきた相棒が、息を吹き返し始めた。
そのタイミングというのが…そう。今回応援していた砂川口あたりだったのです。

結局、公園内で吉留は完全復活し、公園内を2人で競り合う形で爆走しながらグイグイ順位を上げ、前を走っていた先輩たちも追い越してゴールしました。
(吉留には1秒差で負けました 笑)

エース級がタイムを稼ぎ、中堅はなるべく上位のまとまった位置でフィニッシュ。
予選会突破の王道レース展開で、予選会を危なげなく突破しました。

『第3位…!』
「「うおぉぉぉぉぉーー!!」」

あの結果発表の瞬間は今でも忘れません。
自分たちの足で箱根の切符を勝ち取った。本当に最高の瞬間でした。

歓喜の時代から、苦しい時代へ。

その年、予選を突破して本戦に出場はしましたがシード権には届かず、また次の箱根も予選会からの挑戦です。

それからの2年間、創価大学は箱根から遠のく苦しい時代が続きます。
が、今日のところはこの辺で、その後ことはまた次回への続きとします。

ホームページ立ち上げの理由、今の仕事のことなどなど色々中途半端な状態ですが、新鮮なうちに残したいことを優先的に書いていきます。

必ず続きを回収していきますのでご理解いただければと!

では!
今日もつきだて家に遊びに来てくださり、ありがとうございました。

 

記事担当:陽介

続きはこちら
【#7】予選会敗戦の記憶

 

 

 

陽介

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